プリンス オブ スレイブ3話
3話
ゾフィー以下ウルトラ6兄弟全員がヒッポリトの手中に堕ち、タロウ以外は皆ブロンズにされるという最悪の展開を迎えていた。
しかし、ヒッポリトの見る悪夢にはまだ続きがあるようだった。
ウィィィィィィィィィィィィィィィィィィン
けたたましいチェーンソーの音が木霊する。
そんな音に目を覚ますウルトラマンタロウ。
タロウ「・・・こ、ここは・・・・」
ヒッポリト「おはよう、タロウ。」
タロウ「・・・?!・・・や、やめろ!」
挨拶の方向を向くと、そこにはブロンズと化したエースに回転するチェーンソーが向けられていた。
ブロンズにされ砕かれた体は二度と元には戻らない・・・これは周知の事実だった。
ヒッポリト「ただではやめられませんねぇ・・・」
タロウ「ど、どういうことだ・・・」
ヒッポリト「あなたが条件を飲めば・・・エースは砕かずに置きましょう」
タロウ「じ、条件?」
ヒッポリト「(ジャラン)これをつけて私の側に仕えなさい」
タロウ「こ、これを・・・」
タロウは投げ出された拘束具を見て戸惑い、躊躇していた。
しかし、そんなタロウを追い詰めるために回転する刃がエースに容赦なく近づく。
タロウ「わ、わかった・・・つ、つける・・だから・・・・・」
ヒッポリト「いいでしょう・・・」
タロウは渋々、エースを守るためにヒッポリトの条件を飲んだ。
震える手で首輪を嵌めた。
息のしづらさに違和感を覚えながらも歩幅が制限されてしまう足枷を嵌めていく。
両足が予想よりも開かないことに恐怖を覚えながら、最後に光線技も出せなくなることを承知で手枷を嵌めヒッポリトの方に向き直った。
ヒッポリト「いい姿ですねぇ・・・光の国のプリンスが奴隷の様な姿になるとは・・傑作です」
タロウ「約束は守ってもらおう!」
ヒッポリト「えぇ、いいですよ。」
ヒッポリトは頷くとデバイスを操作してネームプレート付の台座にエースを置き、部屋の中央に飾って見せた。
タロウ「(くそっ・・・絶対に助け出すから待っていてくれ、兄さん)」
ヒッポリト「さぁ、行きますよ・・・」
タロウ「んぐっ・・・」
首輪につながった鎖を引かれ不自由な歩幅でついて歩く。
両足も両手も満足な幅に広げられないことから反撃のチャンスがなかなか見つからない。
例えば、隙があってもエースの他、4人の安否がわからないうちはおいそれと手出しは出来ないのが事実である。
タロウ「(他の兄さんたちは・・・大丈夫だろうか・・・)」
そんなことをタロウが思い始めたころ、ヒッポリトの足が止まり実験施設の様な場所へと入っていく。
タロウも引かれるまま、中に入っていくしかなかった。
タロウ「・・・・?!・・・な、何を・・・・こ、これはなんだ!」
ヒッポリト「何?って・・・ここは実験施設、あなたも表札、見たでしょう?」
呆然とするタロウの目の前で繰り広げられていたのは想像していたよりも酷いものだった。
マンとセブンの股間部にはメタリックのビキニの様なものが装着され、カラータイマーやビームランプには管が着けられていた。
ヒッポリト「彼らは股間部とタイマーの部分だけは元に戻し、エネルギーと戦士としての種、それに光の国の機密情報を抜き取っています」
タロウ「な、なんてことを・・・今すぐ止めろ!止めるんだ!」
ヒッポリト「何故、あなたの命令を聞かないといけないんです?」
タロウ「くっ・・・た、頼む・・・止めてくれ」
ヒッポリト「あなたがコレを装着するなら考えてもいいですよ」
タロウ「・・・?!・・・・わ、わかった・・・・・」
今のタロウにはヒッポリトを倒すことが出来ない・・・その状況下で兄弟を守るためには言いなりになるほかなかった。
差し出された貞操帯を足枷を一時的に外し穿いていく。
さらにはプロテクターに液体金属を塗り込められ、漆黒に染め上げられていった。
足枷を繋ぎなおすと貞操帯は隙間をなくし、ぴったりとタロウの股間を締め上げた。
さらに、黒く染まったプロテクターにはストリウムエネルギーを吸い上げられ、代わりにタロウには使用出来ないエネルギーが注がれ始めてしまった。
タロウ「(ま、まずいぞ・・・時間が経てば経つほど勝ち目がなくなる・・しかし、まだジャック兄さんが・・・)」
時間が経つごとに増えていく拘束具、恐怖、不安・・・逆に減っていく反撃のチャンス、希望。
タロウの心は焦りで満たされ始めていた。
ゾフィー以下ウルトラ6兄弟全員がヒッポリトの手中に堕ち、タロウ以外は皆ブロンズにされるという最悪の展開を迎えていた。
しかし、ヒッポリトの見る悪夢にはまだ続きがあるようだった。
ウィィィィィィィィィィィィィィィィィィン
けたたましいチェーンソーの音が木霊する。
そんな音に目を覚ますウルトラマンタロウ。
タロウ「・・・こ、ここは・・・・」
ヒッポリト「おはよう、タロウ。」
タロウ「・・・?!・・・や、やめろ!」
挨拶の方向を向くと、そこにはブロンズと化したエースに回転するチェーンソーが向けられていた。
ブロンズにされ砕かれた体は二度と元には戻らない・・・これは周知の事実だった。
ヒッポリト「ただではやめられませんねぇ・・・」
タロウ「ど、どういうことだ・・・」
ヒッポリト「あなたが条件を飲めば・・・エースは砕かずに置きましょう」
タロウ「じ、条件?」
ヒッポリト「(ジャラン)これをつけて私の側に仕えなさい」
タロウ「こ、これを・・・」
タロウは投げ出された拘束具を見て戸惑い、躊躇していた。
しかし、そんなタロウを追い詰めるために回転する刃がエースに容赦なく近づく。
タロウ「わ、わかった・・・つ、つける・・だから・・・・・」
ヒッポリト「いいでしょう・・・」
タロウは渋々、エースを守るためにヒッポリトの条件を飲んだ。
震える手で首輪を嵌めた。
息のしづらさに違和感を覚えながらも歩幅が制限されてしまう足枷を嵌めていく。
両足が予想よりも開かないことに恐怖を覚えながら、最後に光線技も出せなくなることを承知で手枷を嵌めヒッポリトの方に向き直った。
ヒッポリト「いい姿ですねぇ・・・光の国のプリンスが奴隷の様な姿になるとは・・傑作です」
タロウ「約束は守ってもらおう!」
ヒッポリト「えぇ、いいですよ。」
ヒッポリトは頷くとデバイスを操作してネームプレート付の台座にエースを置き、部屋の中央に飾って見せた。
タロウ「(くそっ・・・絶対に助け出すから待っていてくれ、兄さん)」
ヒッポリト「さぁ、行きますよ・・・」
タロウ「んぐっ・・・」
首輪につながった鎖を引かれ不自由な歩幅でついて歩く。
両足も両手も満足な幅に広げられないことから反撃のチャンスがなかなか見つからない。
例えば、隙があってもエースの他、4人の安否がわからないうちはおいそれと手出しは出来ないのが事実である。
タロウ「(他の兄さんたちは・・・大丈夫だろうか・・・)」
そんなことをタロウが思い始めたころ、ヒッポリトの足が止まり実験施設の様な場所へと入っていく。
タロウも引かれるまま、中に入っていくしかなかった。
タロウ「・・・・?!・・・な、何を・・・・こ、これはなんだ!」
ヒッポリト「何?って・・・ここは実験施設、あなたも表札、見たでしょう?」
呆然とするタロウの目の前で繰り広げられていたのは想像していたよりも酷いものだった。
マンとセブンの股間部にはメタリックのビキニの様なものが装着され、カラータイマーやビームランプには管が着けられていた。
ヒッポリト「彼らは股間部とタイマーの部分だけは元に戻し、エネルギーと戦士としての種、それに光の国の機密情報を抜き取っています」
タロウ「な、なんてことを・・・今すぐ止めろ!止めるんだ!」
ヒッポリト「何故、あなたの命令を聞かないといけないんです?」
タロウ「くっ・・・た、頼む・・・止めてくれ」
ヒッポリト「あなたがコレを装着するなら考えてもいいですよ」
タロウ「・・・?!・・・・わ、わかった・・・・・」
今のタロウにはヒッポリトを倒すことが出来ない・・・その状況下で兄弟を守るためには言いなりになるほかなかった。
差し出された貞操帯を足枷を一時的に外し穿いていく。
さらにはプロテクターに液体金属を塗り込められ、漆黒に染め上げられていった。
足枷を繋ぎなおすと貞操帯は隙間をなくし、ぴったりとタロウの股間を締め上げた。
さらに、黒く染まったプロテクターにはストリウムエネルギーを吸い上げられ、代わりにタロウには使用出来ないエネルギーが注がれ始めてしまった。
タロウ「(ま、まずいぞ・・・時間が経てば経つほど勝ち目がなくなる・・しかし、まだジャック兄さんが・・・)」
時間が経つごとに増えていく拘束具、恐怖、不安・・・逆に減っていく反撃のチャンス、希望。
タロウの心は焦りで満たされ始めていた。
プリンス オブ スレイブ2話
2話
ウルトラマンエースが地球を守っていた昔、1度だけウルトラ5兄弟が全滅したことがあった。
その悪夢がここ、月面で再現されてしまっているのだ。
そして、ヒッポリトは悪夢の続きを見始めようとしていた・・・。
パトロールをしていたタロウの元にゾフィーのウルトラサインが飛ばされた。
「エースがやられた。すぐに来てくれ!場所は・・・」
家族同然で育ったエースの一大事、それにゾフィーが助けを求めるのは一大事であると判断し、可能な限りの速度で月面の指定座標へと向かった。
タロウ「に、兄さん・・・・」
肩で息をしながらたどり着いた先でタロウが見たのは哀れにもブロンズにされ敗北を曝し続ける兄弟達の姿だった。
タロウ「・・・?!・・ま、待っててくれ・・・今、助けるから!」
父から教えられたウルトラシャワーの構えをした瞬間、幻影の様に現れたカプセルに閉じ込められてしまった。
タロウ「?!・・し、しまった・・・(ドンドン)・・な、なんなんだ・・これ」
ヒッポリト「ははははははは・・愉快だ・・こうも簡単にお前達が捕まると哀れみ通り越して笑えて繰るよ」
タロウ「その声はヒッポリトか!卑怯だぞ!」
ヒッポリト「卑怯?卑怯だろうと何だろうと構わないよ。君達が破滅するのには変わりないのだから」
タロウ「ここを抜け出したらお前なんて」
ヒッポリト「抜け出したら?あまり出来ないことを口にするものじゃないぞ、タロウ」
タロウ「・・・くっ・・・私はまだ負けてはいない!」
ヒッポリトは鼻で笑いながら触手を1本だけ輝かせカプセルを作動させた。
4人とは違い、カプセルの内面全部から紫色の光が放たれタロウを怪しく照らしていく。
プーポープーポー・・・プーポー・・・・・プーポー・・・・・・・・・・・
突如、点滅を始めたカラータイマー、しかも加速度的に点滅が遅くなり今にも消えてしまいそうだった。
タロウ「こ、これは・・一体・・・・どういう・・・・・・・」
事態の把握を終える前にエネルギーを全て吸い上げられタイマーも瞳も光を失い、カプセルの壁にもたれたまま動かなくなってしまった。
5体のブロンズ像、タロウの閉じ込められたカプセルを陽炎の様に消すと自らも霞の様に消えてしまうヒッポリト星人。
ウルトラマンエースが地球を守っていた昔、1度だけウルトラ5兄弟が全滅したことがあった。
その悪夢がここ、月面で再現されてしまっているのだ。
そして、ヒッポリトは悪夢の続きを見始めようとしていた・・・。
パトロールをしていたタロウの元にゾフィーのウルトラサインが飛ばされた。
「エースがやられた。すぐに来てくれ!場所は・・・」
家族同然で育ったエースの一大事、それにゾフィーが助けを求めるのは一大事であると判断し、可能な限りの速度で月面の指定座標へと向かった。
タロウ「に、兄さん・・・・」
肩で息をしながらたどり着いた先でタロウが見たのは哀れにもブロンズにされ敗北を曝し続ける兄弟達の姿だった。
タロウ「・・・?!・・ま、待っててくれ・・・今、助けるから!」
父から教えられたウルトラシャワーの構えをした瞬間、幻影の様に現れたカプセルに閉じ込められてしまった。
タロウ「?!・・し、しまった・・・(ドンドン)・・な、なんなんだ・・これ」
ヒッポリト「ははははははは・・愉快だ・・こうも簡単にお前達が捕まると哀れみ通り越して笑えて繰るよ」
タロウ「その声はヒッポリトか!卑怯だぞ!」
ヒッポリト「卑怯?卑怯だろうと何だろうと構わないよ。君達が破滅するのには変わりないのだから」
タロウ「ここを抜け出したらお前なんて」
ヒッポリト「抜け出したら?あまり出来ないことを口にするものじゃないぞ、タロウ」
タロウ「・・・くっ・・・私はまだ負けてはいない!」
ヒッポリトは鼻で笑いながら触手を1本だけ輝かせカプセルを作動させた。
4人とは違い、カプセルの内面全部から紫色の光が放たれタロウを怪しく照らしていく。
プーポープーポー・・・プーポー・・・・・プーポー・・・・・・・・・・・
突如、点滅を始めたカラータイマー、しかも加速度的に点滅が遅くなり今にも消えてしまいそうだった。
タロウ「こ、これは・・一体・・・・どういう・・・・・・・」
事態の把握を終える前にエネルギーを全て吸い上げられタイマーも瞳も光を失い、カプセルの壁にもたれたまま動かなくなってしまった。
5体のブロンズ像、タロウの閉じ込められたカプセルを陽炎の様に消すと自らも霞の様に消えてしまうヒッポリト星人。
プリンス オブ スレイブ1話
1話
ジャック「エースのウルトラサインは確かに月面と・・・」
ゾフィー「見当たらない・・・・一体どこに?」
セブン「・・・・?!・・なんだ、あれは?」
マン「降りてみよう・・・」
ウルトラマンエースからの緊急のウルトラサインを受けたウルトラ5兄弟。
「月面にて交戦中。救援を」
内容はこれだけだった。
相手もわからない、詳しい場所もわからない・・・。
しかし、兄弟の救援信号を無視するわけにはいかない!と、月面へと急行したのだった。
セブン「なんだ、この筒状の物体は?」
ジャック「なんでしょうねぇ・・・(ゴンゴン)・・・返答はなし・・か・・・」
マン「月面を見てもこの物体以外は異常はない・・・」
ゾフィー「まさか・・・この中にエースが・・・」
エースがそんなに簡単に敗れるとは思えない・・しかし、拭いきれない不安に4人が沈黙していると、その沈黙を割るように声が響いた。
??「ようこそ、皆さん!そして、さようなら!」
スゥゥゥゥゥゥッ!カシャン!ガシン!
辺りから響く声に警戒を強めた直後、予想もしない事態が4人を襲ったのだ。
突如として現れる謎の筒・・・地面から、空中から、左右から、次々に現れては4人を閉じ込めていく。
マン「そ、その声は・・」
セブン「ヒッポリト星人!」
ジャック「まさか、エースは・・」
ヒッポリト「えぇ、そうですよ、皆さんが入っているのと同じ筒の中で物言わぬオブジェになっています」
ゾフィー「くそっ・・・・だせっ!ここからだせっ!」
ヒッポリト「まさか、捕まえておいて出すわけがない!さぁ、あなた達は生きたまま固めてさしあげましょう!」
3つの触手から光が放たれると4人の閉じ込められたカプセルが激しく作動し始めた。
マン「こ、これは?!」
ジャック「ま、まずい・・このままでは」
ゾフィー「全滅してしまう・・しかし、どうしたらいいんだ・・」
セブン「な、何も出来なかっただなんて・・・」
足元から高速スキャンの様に全方位から吹き付けられるヒッポリトタール。
続いてコーティング剤が吹き付けられる。
2層の光のように薄い線が徐々に足元から高さを上げていく。
見た目はレーザーで体をスキャンされているようにさえ見えるその薄い深緑色の線は通過した部分を容赦なく固めていく。
マン「くっ・・・・・・」
セブン「っ・・ぐわぁぁぁぁ・・・・・・」
ジャック「っ・・・・・・・」
ゾフィー「む・・・ねん・・・・・」
瞬く間に全身を通過しエネルギーを内包したままブロンズ像へと変えられた4人。
固められた体表から徐々に内部へと侵食してくるブロンズ化を残されたエネルギーで必死に拒み、苦しみ続けるゾフィー達。
フワァァァァァァ
カプセルが消え、月面にはブロンズのウルトラ5兄弟が林立していた。
戦いの末、エネルギーが枯渇したまま固められたエースと違い、残る4人は今も尚固められた体の内部で必死にブロンズ化に抗い続けていた。
この光景はあの時の光景と同じ・・・場所が違うだけであった。
ヒッポリトの両手からニセのウルトラサインが放たれ救援信号が出された。
ヒッポリト「さぁ・・・こい、こいつらはお前をおびき出すための餌に過ぎない・・・本番はこれからだ」
ジャック「エースのウルトラサインは確かに月面と・・・」
ゾフィー「見当たらない・・・・一体どこに?」
セブン「・・・・?!・・なんだ、あれは?」
マン「降りてみよう・・・」
ウルトラマンエースからの緊急のウルトラサインを受けたウルトラ5兄弟。
「月面にて交戦中。救援を」
内容はこれだけだった。
相手もわからない、詳しい場所もわからない・・・。
しかし、兄弟の救援信号を無視するわけにはいかない!と、月面へと急行したのだった。
セブン「なんだ、この筒状の物体は?」
ジャック「なんでしょうねぇ・・・(ゴンゴン)・・・返答はなし・・か・・・」
マン「月面を見てもこの物体以外は異常はない・・・」
ゾフィー「まさか・・・この中にエースが・・・」
エースがそんなに簡単に敗れるとは思えない・・しかし、拭いきれない不安に4人が沈黙していると、その沈黙を割るように声が響いた。
??「ようこそ、皆さん!そして、さようなら!」
スゥゥゥゥゥゥッ!カシャン!ガシン!
辺りから響く声に警戒を強めた直後、予想もしない事態が4人を襲ったのだ。
突如として現れる謎の筒・・・地面から、空中から、左右から、次々に現れては4人を閉じ込めていく。
マン「そ、その声は・・」
セブン「ヒッポリト星人!」
ジャック「まさか、エースは・・」
ヒッポリト「えぇ、そうですよ、皆さんが入っているのと同じ筒の中で物言わぬオブジェになっています」
ゾフィー「くそっ・・・・だせっ!ここからだせっ!」
ヒッポリト「まさか、捕まえておいて出すわけがない!さぁ、あなた達は生きたまま固めてさしあげましょう!」
3つの触手から光が放たれると4人の閉じ込められたカプセルが激しく作動し始めた。
マン「こ、これは?!」
ジャック「ま、まずい・・このままでは」
ゾフィー「全滅してしまう・・しかし、どうしたらいいんだ・・」
セブン「な、何も出来なかっただなんて・・・」
足元から高速スキャンの様に全方位から吹き付けられるヒッポリトタール。
続いてコーティング剤が吹き付けられる。
2層の光のように薄い線が徐々に足元から高さを上げていく。
見た目はレーザーで体をスキャンされているようにさえ見えるその薄い深緑色の線は通過した部分を容赦なく固めていく。
マン「くっ・・・・・・」
セブン「っ・・ぐわぁぁぁぁ・・・・・・」
ジャック「っ・・・・・・・」
ゾフィー「む・・・ねん・・・・・」
瞬く間に全身を通過しエネルギーを内包したままブロンズ像へと変えられた4人。
固められた体表から徐々に内部へと侵食してくるブロンズ化を残されたエネルギーで必死に拒み、苦しみ続けるゾフィー達。
フワァァァァァァ
カプセルが消え、月面にはブロンズのウルトラ5兄弟が林立していた。
戦いの末、エネルギーが枯渇したまま固められたエースと違い、残る4人は今も尚固められた体の内部で必死にブロンズ化に抗い続けていた。
この光景はあの時の光景と同じ・・・場所が違うだけであった。
ヒッポリトの両手からニセのウルトラサインが放たれ救援信号が出された。
ヒッポリト「さぁ・・・こい、こいつらはお前をおびき出すための餌に過ぎない・・・本番はこれからだ」
プリンス オブ スレイブ0話
read me first
どうも、こんにちは・こんばんは
この度はリクエストを頂戴しまして、久しぶりに書いてみました。
依頼主さんから許可をいただきましたのでこちらにも載せさせていただくことになりました。
隷属ってそそられますよねぇ・・・・。
皆さんは誰を隷属させたいですか?
プリンス オブ スレイブ
0話
???「く、くそっ・・・これじゃ、あの時と・・・・」
??「ふははははは・・・全く学習能力というものがないようだなぁ・・・」
???「・・・っ・・く・・・そ・・・・・・」
光の国の戦士が地球を守り始めて何年が経っただろうか・・・。
幾多の侵略者から命を賭して守り続け、ついにはそんなウルトラマン達をしっかりサポートし、時には助けることさえ出来るようになった地球人。
そんな彼らのすぐ目の前・・・月面で悲劇は起きていた。
??「これでいい・・・あとは待っていればいいのだから・・・」
続く
どうも、こんにちは・こんばんは
この度はリクエストを頂戴しまして、久しぶりに書いてみました。
依頼主さんから許可をいただきましたのでこちらにも載せさせていただくことになりました。
隷属ってそそられますよねぇ・・・・。
皆さんは誰を隷属させたいですか?
プリンス オブ スレイブ
0話
???「く、くそっ・・・これじゃ、あの時と・・・・」
??「ふははははは・・・全く学習能力というものがないようだなぁ・・・」
???「・・・っ・・く・・・そ・・・・・・」
光の国の戦士が地球を守り始めて何年が経っただろうか・・・。
幾多の侵略者から命を賭して守り続け、ついにはそんなウルトラマン達をしっかりサポートし、時には助けることさえ出来るようになった地球人。
そんな彼らのすぐ目の前・・・月面で悲劇は起きていた。
??「これでいい・・・あとは待っていればいいのだから・・・」
続く
青年ダダ チーム結成
タイトル:青年ダダ物語 チーム結成
ここは宇宙の果て・・辺境の惑星にあるのどかな村。
どこもかしこも縞々模様の宇宙人:ダダが住む平和な星。
お小遣いを一生懸命に貯め込みダダコロシアムに通う小ダダ。
そんな小ダダもいつの間にか青年ダダになり、ダダ母星のために戦う立派な戦士に成長しておりました。
今日はそんな青年ダダの様子を見てみましょう。
ダダ大じいちゃん:今日はどうしたんだい?
青年ダダ:大じいちゃん、久しぶり!今日はね、僕もついにチームを持つことになったからその相談をしに来たの
ダダ大じいちゃん:ほぉ・・・もうそんな歳になったのかい?
青年ダダ:うん、いつの間にかねw
ダダ大じいちゃん:じゃあ、さっそく聞こうか?
青年ダダ:チームは3体1チームだからバランスをとろうと思うんだ
ダダ大じいちゃん:バランス?
青年ダダ:うん、今考えているのは・・・
青年ダダの出したデバイスからは小さなホログラムが3体浮かび上がっていました。
ダダ大じいちゃん:こいつはベムスター、キングジョー、ブルトンだね?
青年ダダ:うん、攻撃役にベムスター、攻撃・補助役にキングジョー、補助役にブルトンなんだ
ダダ大じいちゃん:昔と違って本当にバランスがとれているなぁ
さらにデバイスを操作するといくつかホログラムが現れた。
そこには名だたる怪獣・ロボットなどウルトラマン達を苦しめたものたちがいたが、昔と違い闇雲に列挙されている様子はなかった。
ダダ大じいちゃん:セレクトはまずまず・・これでどういう作戦を考えているんだ?
青年ダダ:作戦はね
ダダ大じいちゃん:ふむふむ
デバイスを操作しCG映像で作戦を説明する青年ダダ。
舞台はダダコロシアム。
地球の中世ヨーロッパを意識したつくりの闘技場・・・・そこにはウルトラマンと青年ダダのチームが相対していた。
ウルトラマン:3対1か・・・しかし、わたしは負けない!
キングジョー:グワッシ・・・グワッシ・・・グワッシ・・・・・
ベムスター:キェェェェェェェ・・・
ブルトン:・・・・・・・・
コロシアムの合図と共に動き出す両者。
ブルトンの周囲の空間が歪みだしコロシアムの上空に浮かび上がる。
ベムスターはわき目も振らずにウルトラマンへと突進していく。
キングジョーは4つに分離しコロシアムのリングの淵を回転飛行していた。
ウルトラマン:3体いてもバラバラならば意味はない!いくぞ!
いっせいにかかってくると思っていたが、単体で挑んでくることに多少の油断はあったのかもしれない。
そんなウルトラマンは突進してくるベムスターに向かって八つ裂き光輪を放った!
ベムスター:キェェェェェ!(キュパッ!)
ウルトラマン:し、しまった?!
ベムスターの第2の口が開きウルトラマン自慢の八つ裂き光輪を吸収してしまったのだ。
唖然としているウルトラマンに羽ばたきながら動きを止め突進するベムスター。
ウルトラマン:ぐわぁぁぁぁぁ・・・ぐっ、くそ・・光線は使えないのか・・・
両方の爪を叩きあいながらウルトラマンへと近寄ってくるベムスター。
ウルトラマン:ならば、肉弾戦で倒してやる!
キングジョー:(ガシャン!ガシャン!ガシャン!)グワッシ・・グワッシ・・・
ウルトラマン:な、何っ?!
ウルトラマンの背後で合体するキングジョー。
その動きはウルトラマンの予想をはるかに超えた速度であり、簡単に背中を渡してしまった。
セブンをも凌駕したあの怪力でウルトラマンを羽交い絞めにするキングジョー。
ウルトラマン:は、離せっ・・くそっ・・・
ベムスター:キェェェェェ・・・ケケケケケケケ・・・・
羽交い絞めになったウルトラマンに向かってくるベムスター。
ベムスターの接近と共にキングジョーはウルトラマンを屈ませ、頭を垂れるように強いてきた。
ウルトラマン:一体・・何を・・?!・・・ま、まさか・・・・・
ベムスター:(キュパッ)ケケケケケケケ・・・
ウルトラマン:や、やめろ・・・やめるんだ!
ベムスターは差し出されたウルトラマンの頭を第2の口に押し付けて取り込もうとしていたのだ。
消化液が触れ白煙を上げながらちょっとずつ、ちょっとずつ、体内に飲み込まれていく獲物の頭。
ピコンピコンピコンピコンピコン・・・・
ウルトラマン:エネルギーが吸われている?!・・・くそっ、仕方ない・・うぉぉぉぉぉぉぉぉ・・・・
キングジョー:グワッシ・・グワッシ・・・・
瞳の上の辺りまでが飲み込まれた状態で決死の反撃を試みるウルトラマン。
全身にエネルギーを巡らせバーストさせることで羽交い絞めを振りほどこうというものだった。
キングジョー:グワッシ・・・グワッシ・・・(ジリジリジリ)
爆発と共にキングジョーが後ろに倒れ羽交い絞めが解除された。
それと同時にふらつく体を無理やりベムスターから離し、距離をとる。
ウルトラマン:はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・あ、危なかった・・
ピコン・・・ピコン・・・・ピコン・・・・・ピコン・・・・・
エネルギー吸収に加え、無理なバーストでタイマーの点滅は一気に早まった。
ウルトラマン:まずは、1体!くらぇぇぇぇ・・・・
腕を十字に組み必殺のスペシウム光線をキングジョーに向けて放った!
大爆発・・・かと思った瞬間、キングジョーに当たる直前で空間が歪み、ベムスターの腹部に現れた別な歪みからスペシウム光線が現れた。
ベムスター:ケケケケケケケ・・・・
ウルトラマン:そ、そんな・・・?!・・ブルトンの仕業か!
キングジョー:グワッシ・・グワッシ・・・・・・・(ビビビビビビビビビビビ)
ウルトラマン:一体、どこに向かって・・?!・・ぐわぁぁぁぁぁぁぁぁ・・・・
倒れたまま、宙に向けて放たれたキングジョーの破壊光線は空間の歪みを通ってウルトラマンの背中にクリーンヒットしていた。
攻撃は通用せず、どこに放っても100%命中する相手の攻撃・・・絶体絶命の大ピンチに陥ったウルトラマンに打開策を考える時間はなかっ
た。
ウルトラマン:はぁ・・はぁ・・・・げほっ・・・こ、このままでは・・・・
キングジョー:グワッシ・・・グワッシ・・・・・
ウルトラマン:くっ・・くそっ・・離せ・・・
破壊光線により動けないウルトラマンを再び羽交い絞めにすると両膝を地面につけ、顔を差し出すような姿勢を強制するキングジョー。
さらに、ブルトンから怪光線が放たれるとウルトラマンの全身が怪しく光り、体外へのエネルギーの放出を封印されてしまったのだ。
ウルトラマン:(バーストが出来ない・・・・こ、これでは・・・・)
ベムスター:クケケケケケケケケ・・・
自らの置かれた状況を悟った瞬間、恐怖の口が迫りウルトラマンの頭にくらいついた。
どんどん飲み込まれる獲物の頭・・・もがいても何をしても羽交い絞めは抜けられずベムスターを喜ばせるだけであった。
ウルトラマン:ぐぅぅぅ・・・ぐっ・・・んんっ・・・んんんっ・・・・
ついに口元までもがずっぽりと飲み込まれ首から先を全て包み込まれてしまった。
もごもごと動いて抵抗はするものの、何の反撃にもならず、ブルトンに封印されたエネルギーを根こそぎベムスターに吸われていくだけだった
。
ピコン・・・・・・・・ピコン・・・・・・・・・・・・ピコン・・・・・ピィィィィ・・・・・・・・・
ついにエネルギーというエネルギー全てを奪い取られピクリとも動かなくなったウルトラマン。
キングジョーは獲物をベムスターから引っ張り出し地面へと転がした。
消化液にやられ、火傷を負った顔に再びブルトンが怪光線を浴びせると、外傷が全て癒え、そのままブルトンの亜空間へと吸引・封印されてし
まった。
こうして、エネルギーだけではなく体を押さえられ敵に情報までも差し出すことになったウルトラマン。
その姿をその後、見たものはいない・・・。
ダダ大じいちゃん:なるほど・・・なかなかいい作戦じゃないか
青年ダダ:でしょ?まだ改造していない状態でもいい感じだと思うんだ
ダダ大じいちゃん:あとは改造次第だな・・・相手が違っていたら結果も違ったかもしれないなぁ
青年ダダ:うん、だからこうして大じいちゃんの家に来てるんじゃないw
孫の成長をうれしく思いながらも、戦士を鍛えるために容赦のない指導が今夜も始まった・・・大ばあちゃんのダダニアを食べながら。
これは平和な平和なダダの星のお話。
ここは宇宙の果て・・辺境の惑星にあるのどかな村。
どこもかしこも縞々模様の宇宙人:ダダが住む平和な星。
お小遣いを一生懸命に貯め込みダダコロシアムに通う小ダダ。
そんな小ダダもいつの間にか青年ダダになり、ダダ母星のために戦う立派な戦士に成長しておりました。
今日はそんな青年ダダの様子を見てみましょう。
ダダ大じいちゃん:今日はどうしたんだい?
青年ダダ:大じいちゃん、久しぶり!今日はね、僕もついにチームを持つことになったからその相談をしに来たの
ダダ大じいちゃん:ほぉ・・・もうそんな歳になったのかい?
青年ダダ:うん、いつの間にかねw
ダダ大じいちゃん:じゃあ、さっそく聞こうか?
青年ダダ:チームは3体1チームだからバランスをとろうと思うんだ
ダダ大じいちゃん:バランス?
青年ダダ:うん、今考えているのは・・・
青年ダダの出したデバイスからは小さなホログラムが3体浮かび上がっていました。
ダダ大じいちゃん:こいつはベムスター、キングジョー、ブルトンだね?
青年ダダ:うん、攻撃役にベムスター、攻撃・補助役にキングジョー、補助役にブルトンなんだ
ダダ大じいちゃん:昔と違って本当にバランスがとれているなぁ
さらにデバイスを操作するといくつかホログラムが現れた。
そこには名だたる怪獣・ロボットなどウルトラマン達を苦しめたものたちがいたが、昔と違い闇雲に列挙されている様子はなかった。
ダダ大じいちゃん:セレクトはまずまず・・これでどういう作戦を考えているんだ?
青年ダダ:作戦はね
ダダ大じいちゃん:ふむふむ
デバイスを操作しCG映像で作戦を説明する青年ダダ。
舞台はダダコロシアム。
地球の中世ヨーロッパを意識したつくりの闘技場・・・・そこにはウルトラマンと青年ダダのチームが相対していた。
ウルトラマン:3対1か・・・しかし、わたしは負けない!
キングジョー:グワッシ・・・グワッシ・・・グワッシ・・・・・
ベムスター:キェェェェェェェ・・・
ブルトン:・・・・・・・・
コロシアムの合図と共に動き出す両者。
ブルトンの周囲の空間が歪みだしコロシアムの上空に浮かび上がる。
ベムスターはわき目も振らずにウルトラマンへと突進していく。
キングジョーは4つに分離しコロシアムのリングの淵を回転飛行していた。
ウルトラマン:3体いてもバラバラならば意味はない!いくぞ!
いっせいにかかってくると思っていたが、単体で挑んでくることに多少の油断はあったのかもしれない。
そんなウルトラマンは突進してくるベムスターに向かって八つ裂き光輪を放った!
ベムスター:キェェェェェ!(キュパッ!)
ウルトラマン:し、しまった?!
ベムスターの第2の口が開きウルトラマン自慢の八つ裂き光輪を吸収してしまったのだ。
唖然としているウルトラマンに羽ばたきながら動きを止め突進するベムスター。
ウルトラマン:ぐわぁぁぁぁぁ・・・ぐっ、くそ・・光線は使えないのか・・・
両方の爪を叩きあいながらウルトラマンへと近寄ってくるベムスター。
ウルトラマン:ならば、肉弾戦で倒してやる!
キングジョー:(ガシャン!ガシャン!ガシャン!)グワッシ・・グワッシ・・・
ウルトラマン:な、何っ?!
ウルトラマンの背後で合体するキングジョー。
その動きはウルトラマンの予想をはるかに超えた速度であり、簡単に背中を渡してしまった。
セブンをも凌駕したあの怪力でウルトラマンを羽交い絞めにするキングジョー。
ウルトラマン:は、離せっ・・くそっ・・・
ベムスター:キェェェェェ・・・ケケケケケケケ・・・・
羽交い絞めになったウルトラマンに向かってくるベムスター。
ベムスターの接近と共にキングジョーはウルトラマンを屈ませ、頭を垂れるように強いてきた。
ウルトラマン:一体・・何を・・?!・・・ま、まさか・・・・・
ベムスター:(キュパッ)ケケケケケケケ・・・
ウルトラマン:や、やめろ・・・やめるんだ!
ベムスターは差し出されたウルトラマンの頭を第2の口に押し付けて取り込もうとしていたのだ。
消化液が触れ白煙を上げながらちょっとずつ、ちょっとずつ、体内に飲み込まれていく獲物の頭。
ピコンピコンピコンピコンピコン・・・・
ウルトラマン:エネルギーが吸われている?!・・・くそっ、仕方ない・・うぉぉぉぉぉぉぉぉ・・・・
キングジョー:グワッシ・・グワッシ・・・・
瞳の上の辺りまでが飲み込まれた状態で決死の反撃を試みるウルトラマン。
全身にエネルギーを巡らせバーストさせることで羽交い絞めを振りほどこうというものだった。
キングジョー:グワッシ・・・グワッシ・・・(ジリジリジリ)
爆発と共にキングジョーが後ろに倒れ羽交い絞めが解除された。
それと同時にふらつく体を無理やりベムスターから離し、距離をとる。
ウルトラマン:はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・あ、危なかった・・
ピコン・・・ピコン・・・・ピコン・・・・・ピコン・・・・・
エネルギー吸収に加え、無理なバーストでタイマーの点滅は一気に早まった。
ウルトラマン:まずは、1体!くらぇぇぇぇ・・・・
腕を十字に組み必殺のスペシウム光線をキングジョーに向けて放った!
大爆発・・・かと思った瞬間、キングジョーに当たる直前で空間が歪み、ベムスターの腹部に現れた別な歪みからスペシウム光線が現れた。
ベムスター:ケケケケケケケ・・・・
ウルトラマン:そ、そんな・・・?!・・ブルトンの仕業か!
キングジョー:グワッシ・・グワッシ・・・・・・・(ビビビビビビビビビビビ)
ウルトラマン:一体、どこに向かって・・?!・・ぐわぁぁぁぁぁぁぁぁ・・・・
倒れたまま、宙に向けて放たれたキングジョーの破壊光線は空間の歪みを通ってウルトラマンの背中にクリーンヒットしていた。
攻撃は通用せず、どこに放っても100%命中する相手の攻撃・・・絶体絶命の大ピンチに陥ったウルトラマンに打開策を考える時間はなかっ
た。
ウルトラマン:はぁ・・はぁ・・・・げほっ・・・こ、このままでは・・・・
キングジョー:グワッシ・・・グワッシ・・・・・
ウルトラマン:くっ・・くそっ・・離せ・・・
破壊光線により動けないウルトラマンを再び羽交い絞めにすると両膝を地面につけ、顔を差し出すような姿勢を強制するキングジョー。
さらに、ブルトンから怪光線が放たれるとウルトラマンの全身が怪しく光り、体外へのエネルギーの放出を封印されてしまったのだ。
ウルトラマン:(バーストが出来ない・・・・こ、これでは・・・・)
ベムスター:クケケケケケケケケ・・・
自らの置かれた状況を悟った瞬間、恐怖の口が迫りウルトラマンの頭にくらいついた。
どんどん飲み込まれる獲物の頭・・・もがいても何をしても羽交い絞めは抜けられずベムスターを喜ばせるだけであった。
ウルトラマン:ぐぅぅぅ・・・ぐっ・・・んんっ・・・んんんっ・・・・
ついに口元までもがずっぽりと飲み込まれ首から先を全て包み込まれてしまった。
もごもごと動いて抵抗はするものの、何の反撃にもならず、ブルトンに封印されたエネルギーを根こそぎベムスターに吸われていくだけだった
。
ピコン・・・・・・・・ピコン・・・・・・・・・・・・ピコン・・・・・ピィィィィ・・・・・・・・・
ついにエネルギーというエネルギー全てを奪い取られピクリとも動かなくなったウルトラマン。
キングジョーは獲物をベムスターから引っ張り出し地面へと転がした。
消化液にやられ、火傷を負った顔に再びブルトンが怪光線を浴びせると、外傷が全て癒え、そのままブルトンの亜空間へと吸引・封印されてし
まった。
こうして、エネルギーだけではなく体を押さえられ敵に情報までも差し出すことになったウルトラマン。
その姿をその後、見たものはいない・・・。
ダダ大じいちゃん:なるほど・・・なかなかいい作戦じゃないか
青年ダダ:でしょ?まだ改造していない状態でもいい感じだと思うんだ
ダダ大じいちゃん:あとは改造次第だな・・・相手が違っていたら結果も違ったかもしれないなぁ
青年ダダ:うん、だからこうして大じいちゃんの家に来てるんじゃないw
孫の成長をうれしく思いながらも、戦士を鍛えるために容赦のない指導が今夜も始まった・・・大ばあちゃんのダダニアを食べながら。
これは平和な平和なダダの星のお話。